六月に引き続いて、車検のための確認を行います。
車両をリフトで持ち上げ、ブレーキ周りの配管やブーツの破れ、ナット等の緩みなどがないかひとつずつ確認します。
ブレーキも再度、パッドにきちんと残りがあるかを確認。
今年はカリーナEVの車検があるので、それに向けての車両の準備を行います。
ウォッシャー液などの基本的な装備を確認した後に、大学にてスピードテストを行い、メータなどに誤差がないことを確認します。
しばらく置いていた、取り外したバッテリの積込作業を行いました。
まずはフロントバッテリ。固定フレームより取り外したバッテリを元の形に戻し、通電を確認しながらひとつずつ慎重にバッテリ同士を繋いでいきます。
何度か行っていることなので、スムーズに作業は進みました。
四月に測定したバッテリ寸法より、バッテリのモックアップを作成して、新たなバッテリを支えるフレームを作成していきます。
バッテリは重量があるため、まずは作業をしやすいように、段ボールを使用してバッテリと同じ寸法の箱を作成します。
年に数回行う、カリーナEVのバッテリを行いました。バッテリの取り付け具合の確認や個別充電を行って調整をするためです。
カリーナEVはフロントとリアトランクにバッテリを積んでいます。今回はリアトランクに積まれているバッテリから下ろすことになりました。
まずは各バッテリを繋いでいる配線を外し、それからバッテリを固定しているステーおよびフレームを分解していきます。
メンバーの知識を深めるため、カリーナEVに使用されているリチウムイオンバッテリの分解を行いました。
分解といっても、セルをまとめているハードボックスを開き、中の配線や基盤を見るだけですが。
カバーを取り外すと、中は単純なものでした。緑色の部分がバッテリのセルです。
残りの部分は配線や制御用の基板(過充電ランプや荷放電ブザーなど)のようです。これ以上は分解できる部分はほとんどありませんが、中の様子がどうなっているか知るというだけで、ずいぶんと理解度は違うものです。
四月に入り、いよいよ今年の活動が始まります。
今年も新入生に対して、新入生歓迎会が学内で行われていますが、私達もプロジェクトを知ってもらうために展示を行いました。
先日、走行実験時および走行練習を行いましたが、走行中にバッテリからの電圧が途切れ、走行不能状態になるという不具合が発生……。
路上で停止してしまうというトラブルに!
そのため、一度バッテリの接続を確認するために車体からバッテリを下ろし、加えてセル間電圧をそろえ直す作業を行いました。
引き続いて、二月中に、ある程度の外装などを取り外す作業を行いました。
フロントフェンダーに続いて、後部ピラーやサイドスカートを外しながら、内装部分にも手をつけます。シートはフルバケットシートのように背もたれは固定式であり、さらに運転席側はシートレールがありますが、助手席側は完全固定となっていました。
外装がある程度外れると、車体は見るも無惨な状態に……。
本日は成果発表会です。プロジェクトとして一年間行ったことの成果を発表する日となります。EVプロジェクトは午前中の10:15より発表です。今回は鈴鹿Ene-1や四国EVラリーの他に、AZ-1EVの製作に関しても触れることになっています。車両の展示や、メンバーによる車両説明も外の方で行っています。